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シンプルかつ効果的な思考法。PDCAについて解説。

 

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こんにちは、たっつーです。

皆さんは「PDCA」という言葉をご存知でしょうか?

PDCAは使いこなすことができれば、ビジネスの世界ではもちろん、プライベートでも非常に役に立つ考え方です。

今回はそんな「PDCA」について詳しく解説していきます。

 


1.PDCAとは

 

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  まずはPDCAの基本からお伝えします。

PDCAは次の4つの要素から成り立ちます。

  • P=PLAN(計画)
  • D=DO(実行)
  • C=CHECK(評価)
  • A=ACT(改善)

計画を立てて(P)、実行に移し(D)、その成果を客観的に見直して(C)、改善を行う(A)ことによって業務改善を図ったり、マーケティングやマネジメントを行ったりします。

 
そしてPDCAで重要なのはサイクルが欠かせないことです。

「P→D→C→A→P→D→C→A→P...」

と、このようにAで終わりにするのではなく、またPから始めることが大切なのです。

 
誤った使い方で PDCAを行う人がいますが、その多くが、この「サイクル」の概念を忘れていることに起因します。

PDCAは繰り返してこそ、初めて役に立つものだということを忘れないようにしましょう。
それでは次にPDCAのそれぞれの要素について少し詳しく解説していきます。

 
2.P(計画)

 

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PDCAの第一歩とも言える「P=PLAN」では、具体的に何をすればいいのでしょうか。PLANは日本語だと、計画・設計・企画などに訳すことができます。まさにその通り、計画を立てるということがPです。

Pは大きく以下の3つの決めるべきことがあります。

  • 「目的の明確化」
  • 「目標設定」
  • 「行動計画」

 

目的の明確化

 

まず初めにすべきなのが目的の明確化です。

例えばお金を「100万円貯めたい」と言っている人がいたとしましょう。

この場合の目的の明確化とは、「どうして100万円を貯めたいのかをはっきりすること」を意味しています。

「世界一周をするため」や「車を買い換えるため」など100万円の使い道をあらかじめ考えておきます。

「100万円貯める」という目標が目的化してしまうことを防ぐためにも、まずはしっかり目的の明確化をしましょう

 

 目標設定

 

 次に目標設定です。

これは先ほどのケースの「100万円貯めたい」にあたります。

ただ、目標設定で意識して欲しいのはより具体的に目標を定めることです。

「半年後までに100万円貯める」などのように期間を設けたりすると、毎日いくらずつお金を貯めればいいのか、逆算して考えることができますよね。

 

行動計画

 

最後に行動計画です。

ここでは先ほどの目標設定を達成するために「すべき行動」を考えていきます。

先ほどの「半年後までに100万円貯める」というのを目標にしたとすると、「毎日お酒を飲むのを控える」や「週に5日は自炊する」というように、自分自身の行動をより具体化していきます。この行動計画はより細かく設定すればするほど、より精度の高いものになっていきます。

 
3.D(実行)

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「D=DO」は行動のことです

Pで計画したことを、実施する段階にあるのがDです。

しかし行動計画と行動が全く同じである必要はありません。

なぜならいくらでも想定外が起きるからです。

先ほどと同じケースで「半年後までに100万円貯める」という目標を設定したとします。しかし途中で病気や怪我を負うかもしれないし、不況のあおりを受けて予定通りの収入を得られない可能性もあります。

先行き不透明な今の時代ではむしろ計画通りに進むことの方が少ないかもしれません。ですが基本的にはそれでいいのです。

計画通りに行かなかった場合は次のCやAを経てサイクルすることで再びやり直す機会がやって来るからです。

 
4.C(評価)

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「C=CHECK」は評価・分析・確認のことです。

どの程度実行できているのか、できていないのかを計画に即して評価し、結果・成果を確認すると同時に、どこが良かったのか、また問題点があったのかを探し出します。

このCを行う上で重要なことが2つあります。

 

1つ目は「正確に評価すること」です。

当たり前と高をくくらず、起きている事実を正確に評価するのはならなら難しいことです。

 

2つ目は「客観性を持つこと」です。

自分がこれまで身につけてきた知識や業界の常識などによって、自分本位にしか評価できなくなることがあるからです。他人の意見をうのみにしてはいけませんが、同時にそれを排除してもいけません。

 
5.A(改善)

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「A=ACT」は改善です。

ここで大切なことは、改善に終わりはないということです。

ビジネスやプライベートなどのどのような場面でも、「問題がまったくない」ということはないからです。

先にも申し上げたように、PDCAで重要なことは「サイクル」ですので、改善をして終わらせてしまうのではなく、また再びPに戻るように心がけましょう。

 


6.まとめ

 

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PDCAは次の4つの要素から成り立ちます。

 

  • P=PLAN(計画)
  • D=DO(実行)
  • C=CHECK(評価)
  • A=ACT(改善)

計画を立てて(P)、実行に移し(D)、その成果を客観的に見直して(C)、改善を行う(A)ことによって業務改善を図ったり、マーケティングやマネジメントを行ったりします。

 
また、これらの要素をサイクルすることがとても重要になってきます。


PDCAはシンプルかつ目標を達成するのに、非常に効果的な考え方ですので、是非みなさんも実践してみてはいかがでしょうか。